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・車間距離を十分にとる
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BMP
セルロース (cellulose) とは、分子式 (C6H10O5)n で表される炭水化物(多糖類)である
TACとは,トリアセチルセルロース(Triacetylcellulose)の略称。三酢酸セルロースまたはセルローストリアセテートとも呼ばれる。天然の高分子であるセルロースを無水酢酸と反応させて,セルロース分子に含まれる水酸基(OH-)をアセチル基(CH3CO-)に置き換える(アセチル化)ことにより得られる高分子がアセチルセルロース。このうち,すべての水酸基をアセチル化したものがTAC(トリアセチルセルロース)である。
TACはもともと,写真用フィルムの基材として開発されたものだが,不燃性,透明性,表面外観,電気絶縁性などに優れることから,写真フィルム以外の用途開拓が進んでおり,その一環として液晶ディスプレイの構成部材である偏光板の保護膜としての用途が発見された。
旬な材料 TACフィルムティーエーシーフィルムはてなブックマーク
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newsing
close2006/04/27 21:12
用語解説
TACとは,トリアセチルセルロース(Triacetylcellulose)の略称。三酢酸セルロースまたはセルローストリアセテートとも呼ばれる。天然の高分子であるセルロースを無水酢酸と反応させて,セルロース分子に含まれる水酸基(OH-)をアセチル基(CH3CO-)に置き換える(アセチル化)ことにより得られる高分子がアセチルセルロース。このうち,すべての水酸基をアセチル化したものがTAC(トリアセチルセルロース)である。
TACはもともと,写真用フィルムの基材として開発されたものだが,不燃性,透明性,表面外観,電気絶縁性などに優れることから,写真フィルム以外の用途開拓が進んでおり,その一環として液晶ディスプレイの構成部材である偏光板の保護膜としての用途が発見された。
一軸延伸PVAを支持
液晶ディスプレイに使われる偏光板は,一定方向に振動する光のみを通す偏光子を保護層としてのTACフィルムで挟んだサンドイッチ構造をとる。偏光子は,ヨウ素で染色したPVA(ポリビニルアルコール)製フィルムを一軸延伸加工することによって偏光特性(複屈折性)を持たせており,薄く強度面で弱い。このため,両面からTACフィルムで挟むことによって強度面で支持するのである。偏光板の厚さはTACフィルムによって決まってしまう。このため,従来は80μm厚のTACフィルムが主流だったが,50μm,40μm・・・と薄型化が進展している。
偏光子の複屈折性を微妙にコントロールしているだけあってTACフィルムには複屈折が全くないことが求められる。高分子フィルムの一般的な製法である押し出し成形でフィルムを作ると,樹脂の分子が一定方向に配向し,複屈折が発生してしまう。そこで,TACフィルムの製法としては,ポリマーを溶剤に溶かして広い板の上に薄く広げ,溶剤を揮発させながらフィルムを作製する溶液流延製膜法が一般に使われている。
WV(ワイドビュー)フィルム
WVフィルムは、液晶ディスプレイの視野角を大幅に拡大するフィルムで、富士フィルムが世界に先駆けて発明した製品とのこと。パソコンモニターの大型化や、液晶テレビの本格的な市場拡大により需要が大きく伸びている。 WVフィルムの製造は、足柄サイトで製造した「TAC」フィルムに配向膜層を塗布し、さらに配向膜層に処理を行い乾燥・紫外線による硬化を経て完成する。
嫌気性排水処理システムの実用化
WVフイルムの製造では有機溶剤を回収し、井戸水は75%を再利用し、また、嫌気性排水処理システムの導入により年間84万KWHの省エネルギーを実現。嫌気性処理システムとは、嫌気菌(酸素のない状態で活動する)を使って、工場から出る排水の有機物を分解するための設備。嫌気菌が、排水の有機物を分解してメタンガスを生成するため、これを燃料として活用する。排水処理をする水の25%は、2005年に導入した嫌気性排水処理を行っているとのこと。
水の使用量を削減
WVフィルムの品質の維持・向上させるために大量の水が必要である。そのため、製造工程で水のリユースを行い、そのため75%を削減するシステムを実現。
TACフィルム
TACフィルムは、TAC(セルローストリアセテート)を素材とし、透明性と表面の平滑性、耐久性に優れたフィルムとのこと。偏光した光を散乱させない、屈折率が常に均一であるという優れた光学特性を持ち、偏光保護フィルムとして評価されている 液晶ディスプレイ用偏光板の保護フィルム、WVフィルムの支持体として使用されている。富士フィルムが世界シェア80%を保持。 TACフィルムの生産には有機溶剤を使用するが、その99%を工場内で回収し再利用しているとのこと。また、生産工程から出る排水の中には化学薬品がふくまれている。これを分離、回収するシステムを開発し導入、これにより廃水中のフェノール類も従来の10分の1に削減。
WV(ワイドビュー)フィルムは、植物由来であるセルロースを素材としたTACフィルムを支持体として独自のディスコティック液晶をコーティングしており、液晶ディスプレイの視野角拡大の効果が得られるフィルムです。
テレビ、パソコン、カーナビ、携帯電話、ゲーム機…今や私達の日常生活に無くてはならないものとなった液晶ディスプレイ(以下LCD:Liquid(リキッド) Crystal(クリスタル) Display(ディスプレイ))。そのLCDに不可欠な光学フィルムを富士フイルムが提供していることは一般的にはあまり知られておりません。
LCDには必ず「偏光板」という部材が組み込まれており、この偏光板に無くてはならないTAC(Tri AcetylCellulose(トリアセチルセルロース))フィルムを「フジタック(FUJITAC)」の商品名で提供しております。TACフィルム製造技術は富士フイルムが写真用フィルムとともに長年にわたり蓄積してきたものですが、LCD産業の発展に応えるべくその技術にさらに磨きをかけ進化させたものです。
その過程で、視野角拡大フィルム「WV(WideView(ワイドビュー))フィルム」という世界で唯一のユニークな商品も世に送り出しました。TACフィルムに機能性素材開発や精密薄層塗布技術などを組み合わせることで、「視野角が狭い(正面以外から見ると画質が劣化する)」というLCDの欠点を補い、現在ではパソコン用モニター・TV用パネルに広く組み込まれています。当社では同一敷地内にフジタック/WVフィルム双方の工場を持ち、効率的な生産体制を敷いております。今後もフジタックとWVフィルムの安定供給と品質向上を通じてLCD産業を支え、LCD産業と共に進化し続けます。
アセチルセルロース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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アセチルセルロース (acetylcellulose) はセルロースから製造される合成樹脂で、繊維や映画フィルム、録音テープのベース材として利用される。酢酸セルロース(さくさんセルロース)ともいう。
概要 [編集]
世界で初めて人工的に作られた合成樹脂は、セルロースを硝酸エステルとして修飾したニトロセルロース(セルロイド)であった。しかし、ニトロセルロースは火薬・爆薬としても使われる物質であり、発火性を有した。そのため発火性のない他の物質の開発が期待された。
アセチルセルロースは1869年にフランスのシュッツェンベルジェ (P. Schutzenberger) がセルロースと無水酢酸とから初めて製造し、1894年にイギリスのクロス (C. F. Cross) とベバン (E. J. Bevan) によりこれを製造するための脱水触媒が改良された。
グルコース単位の3つのヒドロキシ基を全てアセチル化したものはトリアセチルセルロースと呼ばれ、当時はクロロホルムにしか溶けず紡績には利用できないとされたが、塩化メチレンに溶解することがわかり、1930年ころから特に日本において塩化メチレンを使ってアセテート繊維が紡績されている。また、第一次世界大戦中は飛行機の翼抵抗を低減させる塗料として利用された。今日では繊維用のほか、電線やコイルの絶縁体、タバコのフィルター材料として用いられている。
トリアセチルセルロースを3倍量のアセトンに20時間ほどかけて溶解し、一部のアセチル基のエステル結合を加水分解してヒドロキシ基に戻し、2,5-アセチルセルロースにしたものはアセトンによく溶けるので、これを溶剤にして乾式紡糸するとアセテート繊維が得られる[1]。発火性はなくカーテン地などに用いられる。また、プラスチックとしてフィルム・シート状に加工して利用される。
アセチルセルロースの成分はいずれも天然に存在し、若干の生分解性を持つとされている[2][3]。
古生物の植物化石研究法にアセチルセルロース樹脂のシート、つまりアセテートフィルムを利用したピール法というものがある。
用途により、これを加水分解してふたたび–OHを一部導入したものもつかわれており、ジアセチルセルロース(セルロースジアセテートともいう)とよばれる。プラスチックやアセテート繊維、塗料などの原料、映画用フィルムのベース、医療用などに利用されている。→ アセテート
◆アセテート繊維◆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
セルロースに酢酸と無水酢酸および少量の濃硫酸を作用させると,トリア
セチルセルロースと呼ばれる酢酸エステルができます。
[C6H7O2(OH)3]n + 3n(CH3CO)2O
─→ [C6H7O2(OCOCH3)3]n + 3nCH3COOH
トリアセチルセルロース
トリアセチルセルロースは溶媒に溶けにくいですが,これを一部分加水分
解してジアセチルセルロース[C6H7O2(OH)(OCOCH3)2]nにすると,
アセトンに溶けるようになります。このアセトン溶液を小さな穴から温か
い空気中へ噴出させてアセトンを蒸発させると,繊維(糸)ができます。こ
れを『アセテート繊維』といいます。
アセテートは,レーヨンの中では外見が最も絹に似ていて,水を吸収しに
くく,衣料として利用されています。また,アセチルセルロースは燃えに
くいので,写真のフィルムや塗料としても使われています。
近年、バイオマスという言葉が話題になっている。農林水産省によるとバイオマスとは、「再生可能な生物由来の有機性資源で、化石資源を除いたものをいう。地球に降り注ぐ太陽のエネルギーを使って、無機物である水と二酸化炭素から、生物が光合成によって生成した有機物であり、私たちのライフサイクルの中で、生命と太陽エネルギーがある限り持続的に再生可能な資源である。」 つまり、やがては枯渇するエネルギーである石油や石炭に取って代わるエネルギーとして期待されている資源なのである。政府は平成14年にバイオマス・ニッポン総合戦略と称してバイオマスの総合的利用を推進している。
▼ バイオマスって具体的にはなんなの?
それでは具体的にバイオマスとはいったい何を指すのだろうか?それは木や動植物などに由来するもので、家畜排せつ物、農作物残さ、食品廃棄物、下水汚泥、木質系廃材など今まで使われずに捨てられていたものも含まれる。そして、むしろ、そのような廃棄物の有効利用がリサイクルの観点からも大きく注目されている。今回のトピックではその一例として、とうもろこしやさとうきびなどの農作物や食品残渣である生ゴミから生分解性プラスチックが作られている事例を化学的側面に重点を置きつつ紹介する。
▼ 生分解性プラスチック
プラスチックとは合成高分子の一種で化学的に安定であるという長所を持つ反面、その長所は短所にもなり、ゴミとなった時に自然分解しないという問題点も抱える。このため使用後には分解されて無害な物質になるような(いわゆる土に帰る)プラスチックの開発が望まれている。生分解性プラスチックとは微生物により分解されやすいプラスチックであり、環境保護の点から有用であると考えられている。その中でも注目されているのがポリ乳酸を原料としたものである。ポリ乳酸は乳酸を重合させることにより得られるが、その特性が一般的なプラスチックであるポリスチレンやポリエチレンテレフタラートと類似しているにも関わらず、微生物によって分解されやすいという特徴を持つ。
▼ ポリ乳酸の製造法
ここで、ポリ乳酸の製造法を紹介する。その製造工程は大きく糖化、発酵、精製、重合の4工程に分けられる。まず、原料(サトウキビ、トウモロコシ、生ゴミ)からでん粉を取り出す。そして、これを糖化することによりグルコースを得た後、発酵により乳酸を得る。しかし、ここまでの段階では不純物が含まれるのでこれを精製する必要がある。乳酸は水溶性なので固液分離により、液体を得る。この液体を濃縮することで液中の乳酸濃度を高めた後、エステル化し、蒸留を行う。そして、これを再び加水分解して、純度の高い乳酸を得て、重合工程に入る。重合工程は以下の通り。まず、乳酸を脱水縮合させ、低分子量のプレポリマーを作る。これを解重合させ環状二量体であるラクチドを作り、蒸留により精製する。精製したラクチドを2-エチルヘキサンスズなどの触媒を用いて開環重合し、ポリ乳酸とする。
ポリ乳酸の製造スキーム
でんぷん(グルコースの水酸基が数十万〜数百万も縮合している。下図はその一部分であることに注意。)
とうもろこしやさとうきびなどの農作物及びそれらから派生するもの(生ゴミ)にはでんぷんが豊富にふくまれている。
糖化(加水分解):でんぷんは酵素や熱などで酸性条件下において加水分解され、その単量体であるグルコースにまで分解される。
グルコース
発酵(解糖系):グルコースは嫌気的条件下において、他段階反応を経て乳酸を生成する。(参考:解糖系)
乳酸(精製前)
エステル化:精製前の乳酸は不純物を含むのでこれを精製する必要がある。ブタノールと反応させ、ブチルエステル化した後、蒸留し精製した乳酸エステルを加水分解することにより、純度の高い乳酸を得ることができる。
乳酸エステル
蒸留
加水分解
乳酸(精製後)
脱水縮合:まず、低分子量のポリマー(プレポリマー)を作成する。
n:low
解重合:これを解重合し、乳酸2分子が縮合したラクチドを作成する。
ラクチド
開環重合:これを開環重合することにより、より分子量
の高いポリ乳酸ができあがる。
n:high=ポリ乳酸
*本スキームでは乳酸のD体L体については明記していないが、一般的にL体の乳酸を多く含むポリ乳酸の方が高分子量のポリマーを形成することができるといわれている。
▼ ポリ乳酸の特性
・耐熱性
ポリ乳酸は従来のプラスチック(ポリエチレン他)に比べて耐熱性が低い(60oCで熱変形する)ことがネックとなっていたが、ここ数年の間に高耐熱性(80oC〜)のポリ乳酸が開発されているのでポリ乳酸の需要は今後さらに高まるであろう。(→ユニチカ、フクビ他)
・分解性
高分子の分解性の評価基準はいくつかあるが、その代表的なものとして人工堆肥(コンポスト)を用いた物性値測定及び形態観察、または食品擬似溶媒における加水分解試験がある。これらの試験でポリ乳酸は高い分解性を示した。つまり、前者では日を追うにつれてポリ乳酸の強度が減少し、ボロボロになっていることがわかり、後者ではポリ乳酸の重量平均分子量や数平均分子量の減少が確認されている。つまり、ポリ乳酸が分解されて乳酸やオリゴ乳酸に戻っていることがわかる。(参考:日本化学繊維協会HP KASEN TOPICS No.17、内閣府食品安全委員会HP ポリ乳酸を主成分とする合成樹脂製の器具又は容器包装 評価書)
・安全性
前述のようにポリ乳酸を食品擬似溶媒につけると乳酸やオリゴ乳酸(乳酸の低重合体)が溶出するが、これらの毒性としてのリスクは非常に低いことが確認されている。(乳酸は食品添加物としてすでに用いられていて安全性も確認済みである。)また、よく製造に使用される添加剤である2-エチルヘキサンスズも検出されなかった。
▼ まとめ
プラスチックはフィルム、シート、食品容器、OA機器などの様々な製品に用いられているが、従来のプラスチック(ポリエチレン、ポリプロピレン、etc)は分解性に乏しく、燃焼の際にダイオキシンなどの有毒ガスを発生することが問題となっている。そのため、ポリ乳酸のような微生物により自然分解されやすいプラスチックが従来のプラスチックの代わりに積極的に利用され始めてきている。ポリ乳酸は従来のプラスチックに比べ耐熱性に乏しいなどの欠点があったが、近年、この欠点を解消する研究成果が出てきているので、今後、ポリ乳酸の利用はますます増えるであろう。
(2006.2. 5 まろ)
▼用語説明
・プラスチック
プラスチックは原油から作られる石油製品の一つであるナフサから作られる。ナフサを加熱、分解することで石油化学基礎製品(エチレン、プロピレンetc)が作られ、これらを化学反応(重合)させることによって、様々な種類のプラスチックが作られる。
・乳酸
乳酸は生体内では解糖系において、グルコースから他段階反応を経て生合成される。結果的にグルコース1分子から乳酸2分子が作られる。これらの乳酸は糖新生により、再びグルコースになる。このように乳酸は生体内で作られる物質であることはすでに知られている。また、食品添加物としても乳酸は使用されている。乳酸は防腐作用を持つので、ドロップ、ゼリー、アイスクリームなどの食品に幅広く使用されている。ちなみに乳酸が安全であるという根拠は急性毒性試験LD50(ラット・経口)が3730mg/kg(一般的に1500mg/kg以上で安全とされている)であること。また、亜急性毒性、遺伝毒性、発がん性試験等でも問題がないことなどである。(内閣府食品安全委員会HPより)
・でんぷん、糖化
でんぷんは数十万〜数百万のグルコースの水酸基ができた縮合してできた鎖状の高分子である。でんぷんの糖化とは、でんぷんを加水分解して構成単位であるグルコースにすることをいう。この加水分解は通常、アミラーゼなどの酵素を用いて行われる。
http://www.chem-station.com/yukitopics/baiomas.htm
TACとは,トリアセチルセルロース(Triacetylcellulose)の略称。三酢酸セルロースまたはセルローストリアセテートとも呼ばれる。天然の高分子であるセルロースを無水酢酸と反応させて,セルロース分子に含まれる水酸基(OH-)をアセチル基(CH3CO-)に置き換える(アセチル化)ことにより得られる高分子がアセチルセルロース。このうち,すべての水酸基をアセチル化したものがTAC(トリアセチルセルロース)である。
TACはもともと,写真用フィルムの基材として開発されたものだが,不燃性,透明性,表面外観,電気絶縁性などに優れることから,写真フィルム以外の用途開拓が進んでおり,その一環として液晶ディスプレイの構成部材である偏光板の保護膜としての用途が発見された。
旬な材料 TACフィルムティーエーシーフィルムはてなブックマーク
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close2006/04/27 21:12
用語解説
TACとは,トリアセチルセルロース(Triacetylcellulose)の略称。三酢酸セルロースまたはセルローストリアセテートとも呼ばれる。天然の高分子であるセルロースを無水酢酸と反応させて,セルロース分子に含まれる水酸基(OH-)をアセチル基(CH3CO-)に置き換える(アセチル化)ことにより得られる高分子がアセチルセルロース。このうち,すべての水酸基をアセチル化したものがTAC(トリアセチルセルロース)である。
TACはもともと,写真用フィルムの基材として開発されたものだが,不燃性,透明性,表面外観,電気絶縁性などに優れることから,写真フィルム以外の用途開拓が進んでおり,その一環として液晶ディスプレイの構成部材である偏光板の保護膜としての用途が発見された。
一軸延伸PVAを支持
液晶ディスプレイに使われる偏光板は,一定方向に振動する光のみを通す偏光子を保護層としてのTACフィルムで挟んだサンドイッチ構造をとる。偏光子は,ヨウ素で染色したPVA(ポリビニルアルコール)製フィルムを一軸延伸加工することによって偏光特性(複屈折性)を持たせており,薄く強度面で弱い。このため,両面からTACフィルムで挟むことによって強度面で支持するのである。偏光板の厚さはTACフィルムによって決まってしまう。このため,従来は80μm厚のTACフィルムが主流だったが,50μm,40μm・・・と薄型化が進展している。
偏光子の複屈折性を微妙にコントロールしているだけあってTACフィルムには複屈折が全くないことが求められる。高分子フィルムの一般的な製法である押し出し成形でフィルムを作ると,樹脂の分子が一定方向に配向し,複屈折が発生してしまう。そこで,TACフィルムの製法としては,ポリマーを溶剤に溶かして広い板の上に薄く広げ,溶剤を揮発させながらフィルムを作製する溶液流延製膜法が一般に使われている。
WV(ワイドビュー)フィルム
WVフィルムは、液晶ディスプレイの視野角を大幅に拡大するフィルムで、富士フィルムが世界に先駆けて発明した製品とのこと。パソコンモニターの大型化や、液晶テレビの本格的な市場拡大により需要が大きく伸びている。 WVフィルムの製造は、足柄サイトで製造した「TAC」フィルムに配向膜層を塗布し、さらに配向膜層に処理を行い乾燥・紫外線による硬化を経て完成する。
嫌気性排水処理システムの実用化
WVフイルムの製造では有機溶剤を回収し、井戸水は75%を再利用し、また、嫌気性排水処理システムの導入により年間84万KWHの省エネルギーを実現。嫌気性処理システムとは、嫌気菌(酸素のない状態で活動する)を使って、工場から出る排水の有機物を分解するための設備。嫌気菌が、排水の有機物を分解してメタンガスを生成するため、これを燃料として活用する。排水処理をする水の25%は、2005年に導入した嫌気性排水処理を行っているとのこと。
水の使用量を削減
WVフィルムの品質の維持・向上させるために大量の水が必要である。そのため、製造工程で水のリユースを行い、そのため75%を削減するシステムを実現。
TACフィルム
TACフィルムは、TAC(セルローストリアセテート)を素材とし、透明性と表面の平滑性、耐久性に優れたフィルムとのこと。偏光した光を散乱させない、屈折率が常に均一であるという優れた光学特性を持ち、偏光保護フィルムとして評価されている 液晶ディスプレイ用偏光板の保護フィルム、WVフィルムの支持体として使用されている。富士フィルムが世界シェア80%を保持。 TACフィルムの生産には有機溶剤を使用するが、その99%を工場内で回収し再利用しているとのこと。また、生産工程から出る排水の中には化学薬品がふくまれている。これを分離、回収するシステムを開発し導入、これにより廃水中のフェノール類も従来の10分の1に削減。
WV(ワイドビュー)フィルムは、植物由来であるセルロースを素材としたTACフィルムを支持体として独自のディスコティック液晶をコーティングしており、液晶ディスプレイの視野角拡大の効果が得られるフィルムです。
テレビ、パソコン、カーナビ、携帯電話、ゲーム機…今や私達の日常生活に無くてはならないものとなった液晶ディスプレイ(以下LCD:Liquid(リキッド) Crystal(クリスタル) Display(ディスプレイ))。そのLCDに不可欠な光学フィルムを富士フイルムが提供していることは一般的にはあまり知られておりません。
LCDには必ず「偏光板」という部材が組み込まれており、この偏光板に無くてはならないTAC(Tri AcetylCellulose(トリアセチルセルロース))フィルムを「フジタック(FUJITAC)」の商品名で提供しております。TACフィルム製造技術は富士フイルムが写真用フィルムとともに長年にわたり蓄積してきたものですが、LCD産業の発展に応えるべくその技術にさらに磨きをかけ進化させたものです。
その過程で、視野角拡大フィルム「WV(WideView(ワイドビュー))フィルム」という世界で唯一のユニークな商品も世に送り出しました。TACフィルムに機能性素材開発や精密薄層塗布技術などを組み合わせることで、「視野角が狭い(正面以外から見ると画質が劣化する)」というLCDの欠点を補い、現在ではパソコン用モニター・TV用パネルに広く組み込まれています。当社では同一敷地内にフジタック/WVフィルム双方の工場を持ち、効率的な生産体制を敷いております。今後もフジタックとWVフィルムの安定供給と品質向上を通じてLCD産業を支え、LCD産業と共に進化し続けます。
アセチルセルロース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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アセチルセルロース (acetylcellulose) はセルロースから製造される合成樹脂で、繊維や映画フィルム、録音テープのベース材として利用される。酢酸セルロース(さくさんセルロース)ともいう。
概要 [編集]
世界で初めて人工的に作られた合成樹脂は、セルロースを硝酸エステルとして修飾したニトロセルロース(セルロイド)であった。しかし、ニトロセルロースは火薬・爆薬としても使われる物質であり、発火性を有した。そのため発火性のない他の物質の開発が期待された。
アセチルセルロースは1869年にフランスのシュッツェンベルジェ (P. Schutzenberger) がセルロースと無水酢酸とから初めて製造し、1894年にイギリスのクロス (C. F. Cross) とベバン (E. J. Bevan) によりこれを製造するための脱水触媒が改良された。
グルコース単位の3つのヒドロキシ基を全てアセチル化したものはトリアセチルセルロースと呼ばれ、当時はクロロホルムにしか溶けず紡績には利用できないとされたが、塩化メチレンに溶解することがわかり、1930年ころから特に日本において塩化メチレンを使ってアセテート繊維が紡績されている。また、第一次世界大戦中は飛行機の翼抵抗を低減させる塗料として利用された。今日では繊維用のほか、電線やコイルの絶縁体、タバコのフィルター材料として用いられている。
トリアセチルセルロースを3倍量のアセトンに20時間ほどかけて溶解し、一部のアセチル基のエステル結合を加水分解してヒドロキシ基に戻し、2,5-アセチルセルロースにしたものはアセトンによく溶けるので、これを溶剤にして乾式紡糸するとアセテート繊維が得られる[1]。発火性はなくカーテン地などに用いられる。また、プラスチックとしてフィルム・シート状に加工して利用される。
アセチルセルロースの成分はいずれも天然に存在し、若干の生分解性を持つとされている[2][3]。
古生物の植物化石研究法にアセチルセルロース樹脂のシート、つまりアセテートフィルムを利用したピール法というものがある。
用途により、これを加水分解してふたたび–OHを一部導入したものもつかわれており、ジアセチルセルロース(セルロースジアセテートともいう)とよばれる。プラスチックやアセテート繊維、塗料などの原料、映画用フィルムのベース、医療用などに利用されている。→ アセテート
◆アセテート繊維◆
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
セルロースに酢酸と無水酢酸および少量の濃硫酸を作用させると,トリア
セチルセルロースと呼ばれる酢酸エステルができます。
[C6H7O2(OH)3]n + 3n(CH3CO)2O
─→ [C6H7O2(OCOCH3)3]n + 3nCH3COOH
トリアセチルセルロース
トリアセチルセルロースは溶媒に溶けにくいですが,これを一部分加水分
解してジアセチルセルロース[C6H7O2(OH)(OCOCH3)2]nにすると,
アセトンに溶けるようになります。このアセトン溶液を小さな穴から温か
い空気中へ噴出させてアセトンを蒸発させると,繊維(糸)ができます。こ
れを『アセテート繊維』といいます。
アセテートは,レーヨンの中では外見が最も絹に似ていて,水を吸収しに
くく,衣料として利用されています。また,アセチルセルロースは燃えに
くいので,写真のフィルムや塗料としても使われています。
近年、バイオマスという言葉が話題になっている。農林水産省によるとバイオマスとは、「再生可能な生物由来の有機性資源で、化石資源を除いたものをいう。地球に降り注ぐ太陽のエネルギーを使って、無機物である水と二酸化炭素から、生物が光合成によって生成した有機物であり、私たちのライフサイクルの中で、生命と太陽エネルギーがある限り持続的に再生可能な資源である。」 つまり、やがては枯渇するエネルギーである石油や石炭に取って代わるエネルギーとして期待されている資源なのである。政府は平成14年にバイオマス・ニッポン総合戦略と称してバイオマスの総合的利用を推進している。
▼ バイオマスって具体的にはなんなの?
それでは具体的にバイオマスとはいったい何を指すのだろうか?それは木や動植物などに由来するもので、家畜排せつ物、農作物残さ、食品廃棄物、下水汚泥、木質系廃材など今まで使われずに捨てられていたものも含まれる。そして、むしろ、そのような廃棄物の有効利用がリサイクルの観点からも大きく注目されている。今回のトピックではその一例として、とうもろこしやさとうきびなどの農作物や食品残渣である生ゴミから生分解性プラスチックが作られている事例を化学的側面に重点を置きつつ紹介する。
▼ 生分解性プラスチック
プラスチックとは合成高分子の一種で化学的に安定であるという長所を持つ反面、その長所は短所にもなり、ゴミとなった時に自然分解しないという問題点も抱える。このため使用後には分解されて無害な物質になるような(いわゆる土に帰る)プラスチックの開発が望まれている。生分解性プラスチックとは微生物により分解されやすいプラスチックであり、環境保護の点から有用であると考えられている。その中でも注目されているのがポリ乳酸を原料としたものである。ポリ乳酸は乳酸を重合させることにより得られるが、その特性が一般的なプラスチックであるポリスチレンやポリエチレンテレフタラートと類似しているにも関わらず、微生物によって分解されやすいという特徴を持つ。
▼ ポリ乳酸の製造法
ここで、ポリ乳酸の製造法を紹介する。その製造工程は大きく糖化、発酵、精製、重合の4工程に分けられる。まず、原料(サトウキビ、トウモロコシ、生ゴミ)からでん粉を取り出す。そして、これを糖化することによりグルコースを得た後、発酵により乳酸を得る。しかし、ここまでの段階では不純物が含まれるのでこれを精製する必要がある。乳酸は水溶性なので固液分離により、液体を得る。この液体を濃縮することで液中の乳酸濃度を高めた後、エステル化し、蒸留を行う。そして、これを再び加水分解して、純度の高い乳酸を得て、重合工程に入る。重合工程は以下の通り。まず、乳酸を脱水縮合させ、低分子量のプレポリマーを作る。これを解重合させ環状二量体であるラクチドを作り、蒸留により精製する。精製したラクチドを2-エチルヘキサンスズなどの触媒を用いて開環重合し、ポリ乳酸とする。
ポリ乳酸の製造スキーム
でんぷん(グルコースの水酸基が数十万〜数百万も縮合している。下図はその一部分であることに注意。)
とうもろこしやさとうきびなどの農作物及びそれらから派生するもの(生ゴミ)にはでんぷんが豊富にふくまれている。
糖化(加水分解):でんぷんは酵素や熱などで酸性条件下において加水分解され、その単量体であるグルコースにまで分解される。
グルコース
発酵(解糖系):グルコースは嫌気的条件下において、他段階反応を経て乳酸を生成する。(参考:解糖系)
乳酸(精製前)
エステル化:精製前の乳酸は不純物を含むのでこれを精製する必要がある。ブタノールと反応させ、ブチルエステル化した後、蒸留し精製した乳酸エステルを加水分解することにより、純度の高い乳酸を得ることができる。
乳酸エステル
蒸留
加水分解
乳酸(精製後)
脱水縮合:まず、低分子量のポリマー(プレポリマー)を作成する。
n:low
解重合:これを解重合し、乳酸2分子が縮合したラクチドを作成する。
ラクチド
開環重合:これを開環重合することにより、より分子量
の高いポリ乳酸ができあがる。
n:high=ポリ乳酸
*本スキームでは乳酸のD体L体については明記していないが、一般的にL体の乳酸を多く含むポリ乳酸の方が高分子量のポリマーを形成することができるといわれている。
▼ ポリ乳酸の特性
・耐熱性
ポリ乳酸は従来のプラスチック(ポリエチレン他)に比べて耐熱性が低い(60oCで熱変形する)ことがネックとなっていたが、ここ数年の間に高耐熱性(80oC〜)のポリ乳酸が開発されているのでポリ乳酸の需要は今後さらに高まるであろう。(→ユニチカ、フクビ他)
・分解性
高分子の分解性の評価基準はいくつかあるが、その代表的なものとして人工堆肥(コンポスト)を用いた物性値測定及び形態観察、または食品擬似溶媒における加水分解試験がある。これらの試験でポリ乳酸は高い分解性を示した。つまり、前者では日を追うにつれてポリ乳酸の強度が減少し、ボロボロになっていることがわかり、後者ではポリ乳酸の重量平均分子量や数平均分子量の減少が確認されている。つまり、ポリ乳酸が分解されて乳酸やオリゴ乳酸に戻っていることがわかる。(参考:日本化学繊維協会HP KASEN TOPICS No.17、内閣府食品安全委員会HP ポリ乳酸を主成分とする合成樹脂製の器具又は容器包装 評価書)
・安全性
前述のようにポリ乳酸を食品擬似溶媒につけると乳酸やオリゴ乳酸(乳酸の低重合体)が溶出するが、これらの毒性としてのリスクは非常に低いことが確認されている。(乳酸は食品添加物としてすでに用いられていて安全性も確認済みである。)また、よく製造に使用される添加剤である2-エチルヘキサンスズも検出されなかった。
▼ まとめ
プラスチックはフィルム、シート、食品容器、OA機器などの様々な製品に用いられているが、従来のプラスチック(ポリエチレン、ポリプロピレン、etc)は分解性に乏しく、燃焼の際にダイオキシンなどの有毒ガスを発生することが問題となっている。そのため、ポリ乳酸のような微生物により自然分解されやすいプラスチックが従来のプラスチックの代わりに積極的に利用され始めてきている。ポリ乳酸は従来のプラスチックに比べ耐熱性に乏しいなどの欠点があったが、近年、この欠点を解消する研究成果が出てきているので、今後、ポリ乳酸の利用はますます増えるであろう。
(2006.2. 5 まろ)
▼用語説明
・プラスチック
プラスチックは原油から作られる石油製品の一つであるナフサから作られる。ナフサを加熱、分解することで石油化学基礎製品(エチレン、プロピレンetc)が作られ、これらを化学反応(重合)させることによって、様々な種類のプラスチックが作られる。
・乳酸
乳酸は生体内では解糖系において、グルコースから他段階反応を経て生合成される。結果的にグルコース1分子から乳酸2分子が作られる。これらの乳酸は糖新生により、再びグルコースになる。このように乳酸は生体内で作られる物質であることはすでに知られている。また、食品添加物としても乳酸は使用されている。乳酸は防腐作用を持つので、ドロップ、ゼリー、アイスクリームなどの食品に幅広く使用されている。ちなみに乳酸が安全であるという根拠は急性毒性試験LD50(ラット・経口)が3730mg/kg(一般的に1500mg/kg以上で安全とされている)であること。また、亜急性毒性、遺伝毒性、発がん性試験等でも問題がないことなどである。(内閣府食品安全委員会HPより)
・でんぷん、糖化
でんぷんは数十万〜数百万のグルコースの水酸基ができた縮合してできた鎖状の高分子である。でんぷんの糖化とは、でんぷんを加水分解して構成単位であるグルコースにすることをいう。この加水分解は通常、アミラーゼなどの酵素を用いて行われる。
http://www.chem-station.com/yukitopics/baiomas.htm
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・フォーマル度:無地>ドット>その他
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4.くしゃっと握ってみて、すぐ元にもどるもの
○ベルト
・カーフなどの表革。色は黒、茶で他の革製品と揃える
・金具の色はシルバー、ゴールドで他の革製品と揃える
○靴下
・基本的に無地のグレー、紺。柄の小さなものなら可
・冠婚葬祭では無地の黒
・パンツor靴と同色
○靴
・スコッチグレイン>リーガル
・黒のストレートチップ、茶のプレーンキャップトゥ(ストレートチップに模様があるもの)
・グッドイヤーウェルト式
○鞄
・フェリージ
【参考URL】
社会人のスーツって?
麻布テーラー
いいネクタイの選び方
スコッチグレイン
センターベントとサイドベンツ
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